麻雀のルールの話(2)
麻雀のルールを覚えることにしたのだが、友人には麻雀のルールを知っているものがいなかった。そもそも麻雀自体に悪いイメージ(博打)があって、学生としてはあまりおおっぴらに言えない時代(昭和)だったし。
ということで、本と麻雀牌付属のルールブックを頼りに勉強することにした。これがまた、双方で違ったことを書いていて初心者泣かせだった、
古いルールブック
麻雀牌付属ルールというのは、例えば以下のヤフオク・メルカリ出品写真で見ることができる(ちなみに赤5筒やその他の赤牌もない)。
ヤフオク出品のルール写真を見ると以下の点で現在の一般ルールとは異なっている。左の紙には「月刊近代麻雀監修」とある。近代麻雀が1972年創刊だが、それでも古すぎるルールに見える。
- 混老頭・三暗刻・三槓子・人和・一気通貫・全帯么・小三元・三色同順が1翻役
- 七対子が1百点
- 混一色・純全帯么が2翻役
- 清一色が4翻役
- 役満がすべて満貫役
- 一盃口・海底撈月・河底撈魚・嶺上開花・槍槓・ダブル立直・三色同刻・二盃口がない
これ、いわゆるアルシーアル麻雀(アルシャル、アルシーアールとも言う)なんですね。現在のアルシーアル麻雀ルール※1とは微妙に違うけど、ほぼ同じルールです。
- ※1 規定|日本麻雀連盟 公認HP(こちらは清一色は3翻役10符加符、平和は放銃和りのみ・鳴き平和役ありとなっている)
上記のメルカリ出品のルールブックは役が少し増えていて現代に近づいている。二盃口があり清一色が6翻役となっている。2翻役の項に七対子が見えないのは、特殊役扱い(100符)だからだろう。
「メルカリ – ●新品未開封●本格麻雀牌 (¥2,700) 中古や未使用のフリマ」には点数早見表がある。
基礎点が20符から2符単位、8翻まで、結果を10点単位で書いてある。これも符の切り上げをしない時代の計算方法だ。バンバン(2翻加算)もない。8翻まで書いてあり満貫で打ち切られていない。
現在では基礎点は10点単位、結果を100点単位で切り上げるため、親と子の点数が2倍にならないのだが、この時代はちゃんと2倍になっている。
古い書籍
書籍を買うと、上記の付属ルールブックとは異なる点数計算方法が書かれていた、と思う。何しろン十年も前の話なので記憶は定かではないのだが、「異なっていた」ことだけは間違いない。書籍によってもルールが異なっていたりした。
いくつかの役はローカルルールとして載っていて、ダブルリーチや二盃口もそうだったと思う。本によっては一色三順や三連刻も書かれていたと思う。当時から出版社の多くが東京だったこともあり、ルールは関東ルールをベースとなっていた。
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